00:00:03,800 --> 00:00:10,080
人の運命をつかさどる
何らかの超越的な「律」
00:00:10,080 --> 00:00:14,050
神の手が存在するのだろうか
00:00:14,050 --> 00:00:20,460
少なくとも人は自らの意志さえ
自由には出来ない
00:00:24,610 --> 00:00:27,290
うっ!
00:00:27,290 --> 00:00:29,590
こっ これは…
00:00:29,590 --> 00:00:33,460
覇王の卵
00:00:33,460 --> 00:00:37,870
ハッハッハッ…
00:00:40,540 --> 00:00:44,110
そうか そういう からくりか
00:00:44,110 --> 00:00:46,830
貴様のせいだ
00:00:46,830 --> 00:00:49,460
グリフィスが
こんな目に遭ったのは…
00:00:49,460 --> 00:00:51,460
貴様のせいだ!
00:02:24,280 --> 00:02:26,990
聞きましたか?鷹の団の一件
00:02:26,990 --> 00:02:30,960
ええ 先の戦いで
大ケガを負ったとか
00:02:30,960 --> 00:02:35,480
何でもチューダーの城塞の中に
巨大な魔物が現れたのだと
00:02:35,480 --> 00:02:37,850
兵どもが噂しておりましたが
00:02:37,850 --> 00:02:41,650
巨大な魔物?
虚言ですよ 虚言
00:02:41,650 --> 00:02:44,490
自らの失態を覆い隠すための
00:02:44,490 --> 00:02:46,930
子供だましも いいところだ
00:02:46,930 --> 00:02:49,270
しかし結局のところグリフィスは
00:02:49,270 --> 00:02:52,170
城塞を落とすことに
成功しているのです
00:02:52,170 --> 00:02:56,050
手傷を負ったとしても
失態とまでは言えますまい
00:02:56,050 --> 00:03:00,920
それどころかグリフィスが
爵位を受けるのではという噂すら
00:03:00,920 --> 00:03:03,260
ふむ そのようですな
00:03:03,260 --> 00:03:05,300
やはり本当でしたか
00:03:05,300 --> 00:03:09,940
ここのところの立て続けの功績で
奴めの株は上がる一方
00:03:09,940 --> 00:03:14,440
ええい 口惜しい
王は なぜあんな者に爵位を
00:03:17,290 --> 00:03:19,290
うん?
00:03:22,970 --> 00:03:26,380
あやつは鷹の団の切り込み隊長
00:03:30,320 --> 00:03:33,950
今回の戦はとんだ災難だったな
00:03:33,950 --> 00:03:38,670
何でも戦場に魔物が現れたとか
00:03:38,670 --> 00:03:43,110
そのケガも魔物とやらに
負わされたものかな?フフフ…
00:03:43,110 --> 00:03:48,090
大方 暗がりにいる犬でも
怪物に見間違えたのであろう
00:03:48,090 --> 00:03:51,490
ハハハ ありそうなこと
00:03:53,630 --> 00:03:57,540
うわあっ
00:03:57,540 --> 00:04:00,380
貴様!
悪いね
00:04:00,380 --> 00:04:02,880
病み上がりでフラつくもんで
00:04:02,880 --> 00:04:06,090
おっ おのれ 刀のサビに…
00:04:13,830 --> 00:04:16,240
うっ… あやつめ
00:04:37,650 --> 00:04:40,390
ガッツ
00:04:40,390 --> 00:04:43,230
何やってんだ?みんな そろって
00:04:43,230 --> 00:04:45,940
もう歩き回っていいの?
ああ
00:04:51,610 --> 00:04:53,910
貴様のせいだ!
00:04:58,130 --> 00:05:01,460
気にすんなって
みんな 分かってる
00:05:01,460 --> 00:05:03,400
キャスカもあの時は動揺して
00:05:03,400 --> 00:05:05,810
あんなことを
口走っちまったんだよ
00:05:11,150 --> 00:05:14,050
で お前ら何やってんだ
00:05:14,050 --> 00:05:16,470
グリフィスの見舞いなんだよ
00:05:16,470 --> 00:05:20,170
だけど ちょいと先客がな
00:05:20,170 --> 00:05:25,020
大臣やら司教やら
宮廷のお偉いさん方だよ
00:05:25,020 --> 00:05:28,020
捨てる神ありゃ 拾う神ありってね
00:05:28,020 --> 00:05:30,420
グリフィスをただの領民出の
成り上がりと
00:05:30,420 --> 00:05:32,790
煙たがる重臣どももいれば
00:05:32,790 --> 00:05:34,740
今のうちにツバをつけときゃ
00:05:34,740 --> 00:05:38,610
後々 おいしいと考える連中も
いるってわけさ
00:05:38,610 --> 00:05:43,310
ふうん
まっ 当然といえば当然だけどな
00:05:43,310 --> 00:05:45,890
今んとこグリフィスは常勝無敗
00:05:45,890 --> 00:05:50,700
事実上 ミッドランド最強の軍の
団長だからな
00:05:50,700 --> 00:05:53,430
ふーん んじゃ
00:05:53,430 --> 00:05:56,240
「んじゃ」って… おい
00:05:59,720 --> 00:06:02,180
待て
00:06:02,180 --> 00:06:04,800
今の話 聞いてなかったのか?
00:06:04,800 --> 00:06:06,870
聞いてたよ だから?
00:06:06,870 --> 00:06:09,700
「だから」?「だから」じゃない
00:06:09,700 --> 00:06:14,040
大臣たちとの謁見が終わるまで
ここで待てと言っているんだ
00:06:14,040 --> 00:06:18,620
別にどうってことないだろ
たかがケガ人の見舞いだぜ
00:06:18,620 --> 00:06:22,860
ガッツ!
俺は行くぜ
00:06:22,860 --> 00:06:25,970
なりません 謁見が終わるまで
お待ちください
00:06:28,040 --> 00:06:30,640
うわあ
00:06:30,640 --> 00:06:32,880
貴様…
00:06:32,880 --> 00:06:36,290
ああーっ
00:06:36,290 --> 00:06:38,290
へっ 悪いね
00:06:40,500 --> 00:06:43,400
あのバカ
リッケルト
00:06:43,400 --> 00:06:46,980
お前も一緒にどうだ?
えっ いや…
00:06:46,980 --> 00:06:49,310
そうか
00:06:49,310 --> 00:06:51,550
よう グリフィ…
00:06:51,550 --> 00:06:54,350
しつっけえな いい加減に…
00:07:02,200 --> 00:07:04,200
あっ…
00:07:07,020 --> 00:07:09,020
何しやがる この…
00:07:16,710 --> 00:07:20,610
なぜだ なぜお前という奴は
いつもそう…
00:07:23,050 --> 00:07:27,260
なぜグリフィスは
お前みたいな奴をあんなに…
00:07:42,020 --> 00:07:43,950
おい ガッツ
00:07:43,950 --> 00:07:47,360
しらけちまった 出直してくらあ
00:07:57,520 --> 00:08:02,160
でもガッツの気持ち
少しは分かるな
00:08:02,160 --> 00:08:06,170
最近のグリフィスって
声をかけづらいっていうか
00:08:06,170 --> 00:08:09,570
何だか少し遠くなった気がするよ
00:08:37,030 --> 00:08:42,200
お前なんかグリフィスに
やられちまえば よかったんだ
00:08:42,200 --> 00:08:44,850
仲間のことなど
少しも考えていない
00:08:44,850 --> 00:08:46,790
ただの狂犬だ!
00:08:46,790 --> 00:08:51,620
なぜお前という奴は いつもそう…
00:08:51,620 --> 00:08:54,720
貴様のせいだ!
00:09:05,290 --> 00:09:09,090
くそっ!何だってんだ あの女
00:09:09,090 --> 00:09:11,330
荒れてるな
00:09:11,330 --> 00:09:14,670
グリフィス
もう剣を振れるのか
00:09:14,670 --> 00:09:17,510
俺より よっぽどひどく
やられてたのに
00:09:17,510 --> 00:09:19,710
まったくタフな奴だな
00:09:23,420 --> 00:09:25,600
昨日はすまなかった
00:09:25,600 --> 00:09:28,300
みんなで見舞いに
来てくれてたようだけど
00:09:30,440 --> 00:09:34,640
まったく あの大臣たち
人がケガしてるのをいいことに
00:09:34,640 --> 00:09:37,590
恩着せがましく毎日毎日
00:09:37,590 --> 00:09:41,020
うっとうしいったら ありゃしない
00:09:41,020 --> 00:09:44,420
でもまあ 仕方のないことだけどな
00:09:53,410 --> 00:09:56,960
ノスフェラトゥのゾッドか
00:09:56,960 --> 00:10:01,600
あんな とんでもない化け物が
現実に存在するとはな
00:10:01,600 --> 00:10:05,880
悪い夢でも
見ていたような気がするよ
00:10:05,880 --> 00:10:08,110
しかし裏を返せば
00:10:08,110 --> 00:10:10,820
この世界には人知の及ばない
巨大な何かが
00:10:10,820 --> 00:10:14,150
存在するという
証拠かもしれないな
00:10:14,150 --> 00:10:18,530
たとえば神と呼ばれる何か
00:10:18,530 --> 00:10:20,870
悪魔じゃねえの
00:10:20,870 --> 00:10:23,870
さあね 同じことだろ?
00:10:29,620 --> 00:10:32,860
ところで 俺
どうして助かったんだ?
00:10:32,860 --> 00:10:35,770
途中で 気失っちまったからな
00:10:35,770 --> 00:10:38,870
お前が首から下げてる それ
00:10:52,230 --> 00:10:58,050
貴様が もしこの男にとって
真の友といえる存在ならば
00:10:58,050 --> 00:11:00,850
心しておくがよい
00:11:02,820 --> 00:11:07,770
この男の野望が潰える時
00:11:07,770 --> 00:11:11,470
その時 貴様に死が訪れる!
00:11:11,470 --> 00:11:14,170
決して逃れられぬ死が!
00:11:16,180 --> 00:11:19,090
ゾッドは あれのことを知っていた
00:11:19,090 --> 00:11:22,920
こいつには
魔除けの力もあるみたいだな
00:11:22,920 --> 00:11:25,630
占い師のばあさんに
礼を言わなきゃ
00:11:29,710 --> 00:11:32,510
また借りができちまったな
00:11:35,020 --> 00:11:38,860
なぜだ?3年前 俺に
00:11:38,860 --> 00:11:41,700
「優秀な手駒を失えない」と言った
00:11:41,700 --> 00:11:44,270
俺はお前にとっては手駒だ
00:11:44,270 --> 00:11:49,080
そのたかが手駒1つのために
命を落としかけるとは
00:11:49,080 --> 00:11:53,080
沈着冷静なお前さんとしては
サエえない話だぜ
00:11:55,000 --> 00:11:57,000
なぜだ?
00:12:02,000 --> 00:12:05,350
やれやれ 3年も前の話を…
00:12:05,350 --> 00:12:07,850
こだわるね お前さんも
00:12:10,590 --> 00:12:12,990
訳なんてないさ 何も
00:12:15,070 --> 00:12:17,970
必要か?理由が
00:12:17,970 --> 00:12:20,880
俺がお前のために体を張ることに
00:12:20,880 --> 00:12:23,480
いちいち理由が必要なのか?
00:12:36,280 --> 00:12:38,880
いや 俺は…
00:12:40,920 --> 00:12:43,650
これは白い鷹殿
00:12:43,650 --> 00:12:46,360
ケガの方は もうよいのかな
00:12:55,150 --> 00:12:57,090
これは陛下
00:12:57,090 --> 00:12:59,490
おい ガッツ
00:12:59,490 --> 00:13:02,790
貴様!王の御前である
無礼であろう
00:13:09,940 --> 00:13:12,340
よいて 面を上げよ
00:13:12,340 --> 00:13:15,260
ただの散歩じゃ
しかし 陛下…
00:13:15,260 --> 00:13:20,100
このところの立て続けの戦と
軍議で 城内は殺気立っておる
00:13:20,100 --> 00:13:23,000
気を休める間もないわ まったく
00:13:25,640 --> 00:13:29,480
紹介しよう こちらは
我が弟のユリウス伯
00:13:29,480 --> 00:13:34,350
白龍将軍にしてミッドランドの
第二王位継承者だ
00:13:34,350 --> 00:13:37,570
グリフィスです お見知りおきを
00:13:37,570 --> 00:13:41,440
ふん!
時に グリフィス卿
00:13:41,440 --> 00:13:47,550
そなたの率いる鷹の団の働き
いつもながら見事であるぞ
00:13:47,550 --> 00:13:49,820
恐れ入ります
そなたたちの
00:13:49,820 --> 00:13:52,720
勇猛果敢な戦いぶりを見ておると
00:13:52,720 --> 00:13:56,510
この老骨の身ですら
血がたぎってくるようじゃ
00:13:56,510 --> 00:14:01,340
古き臣どもと戦場を駆け
回っていた若かりし日を思い出す
00:14:01,340 --> 00:14:05,690
陛下 新参者の一団長ごときに
そのような
00:14:05,690 --> 00:14:08,430
まあ よいではないか
00:14:08,430 --> 00:14:14,030
重臣たちの中には その方らを
快く思わぬ者がいるのも事実
00:14:14,030 --> 00:14:17,380
領民出の者が
こうも幅を利かせては
00:14:17,380 --> 00:14:21,250
我が軍の威信に関わると言ってな
00:14:21,250 --> 00:14:25,630
しかし威信や格式などでは
戦には勝てぬ
00:14:25,630 --> 00:14:30,200
民の腹もふくれぬ
今は乱世なのだ
00:14:30,200 --> 00:14:32,900
世はむしろ
古きしきたりに縛られた
00:14:32,900 --> 00:14:35,320
貴族出身の将軍たちよりも
00:14:35,320 --> 00:14:39,050
そなたたちのように
型にはまらぬ者にこそ
00:14:39,050 --> 00:14:43,430
この国を支える礎として
大いに期待を寄せておる
00:14:43,430 --> 00:14:45,370
むう…
00:14:45,370 --> 00:14:49,570
重ね重ね ありがたきお言葉
感服いたします
00:14:54,890 --> 00:14:56,890
あっ…
00:14:59,060 --> 00:15:01,660
あちらのご婦人は?
うん?
00:15:01,660 --> 00:15:05,440
おお 娘のシャルロットじゃ
00:15:05,440 --> 00:15:09,310
内気でのう いかめしい
武人たちは好かぬと申して
00:15:09,310 --> 00:15:13,120
めったに
後宮から出たがらぬのじゃが
00:15:13,120 --> 00:15:15,330
シャルロット こっちへ
00:15:19,840 --> 00:15:25,980
あの始末でな 一人娘であるのを
いいことに少々甘やかせすぎたか
00:15:25,980 --> 00:15:28,380
許されよ グリフィス卿
00:15:32,120 --> 00:15:34,420
ああ 行くぞ シャルロット
00:15:39,570 --> 00:15:41,570
あっ
00:15:52,230 --> 00:15:55,080
あっ…
失礼
00:15:55,080 --> 00:15:57,080
お気をつけて
00:16:00,650 --> 00:16:03,950
貴様 姫様のお体に…
00:16:03,950 --> 00:16:06,400
無礼であろう
00:16:06,400 --> 00:16:08,400
おい おっさん!
00:16:12,800 --> 00:16:17,210
失礼いたしました
ユリウス将軍閣下
00:16:21,560 --> 00:16:24,560
何をしておる
いいえ
00:16:24,560 --> 00:16:28,270
何でもありません お父様
00:16:28,270 --> 00:16:30,470
さっ 参りましょう 姫
00:17:13,290 --> 00:17:16,100
俺がお前のために体を張ることに
00:17:16,100 --> 00:17:19,740
いちいち理由が必要なのか?
00:17:19,740 --> 00:17:22,140
「お前のために」か…
00:17:29,560 --> 00:17:32,960
これが俺の探していた答えか
どうかは分からない
00:17:37,180 --> 00:17:39,850
でも今は…
00:17:39,850 --> 00:17:43,150
今は あいつのために剣を振る
00:18:21,500 --> 00:18:23,500
よーし お前たち
00:18:23,500 --> 00:18:26,410
この砦の重要性が
分かっておろうな
00:18:26,410 --> 00:18:28,410
いいえ
バカ者!
00:18:28,410 --> 00:18:31,050
もっと歴史を勉強せい
00:18:31,050 --> 00:18:35,060
よいか この砦はドルドレイを
手中に収めたことにより
00:18:35,060 --> 00:18:37,970
初めて敵陣に打ち込まれた楔
00:18:37,970 --> 00:18:40,770
我が軍がミッドランド領内に
攻め入るための
00:18:40,770 --> 00:18:45,120
橋頭堡として築かれたものなのだ
00:18:45,120 --> 00:18:47,590
あの道を見よ!あれはかつては
00:18:47,590 --> 00:18:49,920
敵領土とドルドレイを
つないでいた
00:18:49,920 --> 00:18:52,720
軍事上 最も重要な輸送路だった
00:18:52,720 --> 00:18:55,500
だが今この橋を我が軍が
押さえたことによって
00:18:55,500 --> 00:18:57,870
戦局が大きく変わった
00:18:57,870 --> 00:19:00,170
ハハハ… 逆に奴らは
00:19:00,170 --> 00:19:04,550
ミッドランドの心臓を我らの前に
さらけ出したことになる
00:19:04,550 --> 00:19:09,330
我がコボルイッツ家に300年に
わたって伝えられし兵法にいわく
00:19:09,330 --> 00:19:12,100
道を制する者は戦を制す
00:19:12,100 --> 00:19:14,500
ウワッハッハッ…
00:19:14,500 --> 00:19:18,050
あの… それでしたらもっと防御を
00:19:18,050 --> 00:19:20,010
うん?
00:19:20,010 --> 00:19:23,550
へっ それぐらい考えておる
00:19:23,550 --> 00:19:28,800
いいか 敵が攻めてくるとしたら
あの橋からしかない
00:19:28,800 --> 00:19:32,440
ゆえに守備隊の精鋭は
あの橋に集中させる
00:19:32,440 --> 00:19:37,690
石橋とはいえ幅は狭い
突入できても1騎か2騎ずつ
00:19:37,690 --> 00:19:40,360
さらに我がチューダー側は
外門の上に
00:19:40,360 --> 00:19:42,390
ボウガン隊を待機させておく
00:19:42,390 --> 00:19:46,700
ボウガン隊は寸分の狂いもなく
橋を渡ってくる先頭の敵を
00:19:46,700 --> 00:19:48,770
次々に撃ち倒す
00:19:48,770 --> 00:19:52,240
完璧だ 味方の損傷を少なくし
00:19:52,240 --> 00:19:55,220
敵に大打撃を与える見事な作戦だ
00:19:55,220 --> 00:19:57,590
大船に乗ったつもりでいろ
00:19:57,590 --> 00:20:00,400
がしかし もしも敵が
この橋を使わずに
00:20:00,400 --> 00:20:03,260
回り道をして
後ろから攻めてきたら…
00:20:03,260 --> 00:20:06,310
ハッハッハッ その心配は無用
00:20:06,310 --> 00:20:10,550
この川は3里にわたって
橋はおろか船着き場一つない
00:20:10,550 --> 00:20:15,230
幅も広く深い 馬で渡ることなど
できはせん!
00:20:15,230 --> 00:20:18,870
で でも敵がもし
いかだでもこさえたら…
00:20:18,870 --> 00:20:21,800
ハッハッハッ… ここら辺り一帯は
00:20:21,800 --> 00:20:26,320
岩ばかりの荒れ地に いくつかの
ブドウ畑が点在するのみ
00:20:26,320 --> 00:20:29,290
いかだをこさえるにも
切り出す木がないわ
00:20:29,290 --> 00:20:32,790
ましてや軍隊まるごと
渡らせるなど不可能だ
00:20:34,940 --> 00:20:38,510
それともブドウのつたで
いかだでも作るつもりか?
00:20:38,510 --> 00:20:41,510
ウハハハ…
00:20:54,070 --> 00:20:58,480
ちぇっ グリフィスが元気に
なったと思ったらすぐに出撃かよ
00:20:58,480 --> 00:21:01,820
それだけ頼りに
されてるってことさ
00:21:01,820 --> 00:21:05,700
でもあの城 重装備の
ゴーレム騎士団でも
00:21:05,700 --> 00:21:08,100
攻撃に失敗してるんだろ?
00:21:08,100 --> 00:21:10,500
かなりの被害を受けたそうだ
00:21:10,500 --> 00:21:15,050
何でもあの橋の上で騎士団の
3分の2がやられたとか
00:21:15,050 --> 00:21:17,350
えっ 何だと?
00:21:38,830 --> 00:21:42,030
俺たちの通り道だ どいてもらう
00:23:09,210 --> 00:23:14,180
人は誰でも己の野心に準じている
00:23:14,180 --> 00:23:17,930
まして若い心を宿しているなら
00:23:17,930 --> 00:23:23,160
その たぎる野心を抑えることなど
できはしない
00:23:23,160 --> 00:23:27,850
栄光を手にすることも
夢に破れることも
00:23:27,850 --> 00:23:30,850
逃れられない因果なのか